窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

岡本太郎

 結局「死の棘日記」を買ってしまった。でも、怖くてまだ読んでいない。対抗策として岡本太郎の「壁を破る言葉 」も一緒に。太郎さんはいいなあ。と、改めて思う。本自体は、ちょっと相田みつをのアーティスト版って言う感じもしないではないが、 まあ岡本太郎岡本太郎なので、素直に読もう。
 昔、岡本太郎の所に居た人と一緒に仕事をしたことがあった。「岡本太郎って、変わってたけど、やっぱり天才だ。って思ったのはさあ、岡本太郎がアトリエで描いている途中の絵を、夜中に俺たちが部分的に色とか変えちゃったりしても、翌日首をかしげながらじーっと見て、また元の通りに戻しちゃうんだよね!適当に描いてると思ったらそうじゃなかったんだよ。」って。オイオイ。


壁を破る言葉