窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

湿度が低くて気持ちの良い朝。こういうときにぴったりのCDをあまり持っていなくて困る。あんまりバカっぽく明るいのも嫌だし、かといって重いのもなんだし・・・女性ボーカルが聴きたいと思ってビョークのテープを探したけれど見当たらず。陽が落ちてから聴き始めたのは、直枝氏がダビングしてくれたSANDY DENNY North Star Grassman & The Ravens・・・ 泣けますね。

「家の猫は最近『ごはーん』って鳴くようになったの。」と、先日師匠が言っていた。んなわけないでしょ。と、さすがの私でも思う。私の家の猫はお喋りだけれど、そんなふうには鳴かない。ご飯が欲しいときうるさく鳴くときもあるけれど、知らぬ顔をしていると、じっと黙ってご飯のお皿の前に座っている。様子を窺う私をマメダヌキのような顔でにらみつけている。これがけっこう威圧的である。