窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

昨日の夜半に猫とけんかをした。

このところ私が出歩いていたり、家にいても忙しくしているために殆ど相手をしていないのが原因なのか。夜になったら走り出し、上ると叱られるとわかっている本棚や机の上に飛び乗り書類や本をカシカシとかきむしり、叱るとはじかれたように飛び降りて、鳴きながら走り回る。呼び寄せて撫でていると、しばらくは嬉しそうなのだが、撫で方が気に入らないと私をにらみつけて大きな声で鳴く。
 どこか痛いところがあるのかと、触ってみたりしても別に異常はないらしい。そんなに嫌なら勝手にせい。と、ほおっておいたら飛びかかってきた。仕方がないので、私は猫じゃらしをもって相手をしてやった。これがきりがない。私の方が飽きて、また調べものを始めたり部屋を動き回っていると、素足の私の足の甲に飛びかかって噛もうとする。猫を飼っている友人の中に、自分の猫があまりに可愛くて、お腹にカプッと噛みついてしまった(友人が猫のお腹にです)という人がいるが、私の猫にそんなことをしたら、どんな逆襲が待っているかわからない。
布団をひいたら、急に鳴きやんだ。かといって布団の上で寝るわけではなく、じゅうたんの上でフンッといった様子で寝そべっていた。この猫とは11年程のつきあいになるが、未だに良くわからないところがある。
今日はくっついていたいらしく、グルグル言いながら私の腿にこちらむきに座って、肩に手をかけて私の顎の下に鼻をつけるいつものポーズをしている。しかし、これも時々背中を撫でてやらないといきなりガブッと顔を噛んでくる。(猫が私の顔にです)

ところで昨日は阪神が優勝した。実は私は昨日まで、もしこれでスワローズがこのまま連勝して優勝でもしたら、日本中からスワローズはうらまれるのだろうなあ。と1%くらいは思ったりしていた。私は一応スワローズが好きなので。
大阪は凄いことになっているようだ。「18年待ったかいがありました。」と、どうみても10代の少年が言っている。ワケのわからない状態である。まあでも巨人が優勝しなくてよかったです。