窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

連休、といってもあまり私には関係が無いのだけれども。数日前から木彫を始めて、ようやく気に入った顔ができはじめた。自分で愛おしくなってくると、うふうふと嬉しくなってくる。で、嬉しくなったところで少し間を置く。今日一日間を置いて、見てみた。するとまた、やるせない顔を一つ作ってしまったことに気がついた。

トックリランの受難は続いている。下の画像ののガラスのついたてを逆側にして、攻撃を防いでいたのだが、それでは観賞の意味がないから表に出した途端に編集委員のワシワシがはじまる。早いところ猫の草を育てて、食べさせなくては。彼女が草を欲するのは、毛玉を飲んでいるからだと思う。毛玉取りの薬を舐めさせてはいるのだけれど、あまり好まない。