窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

猫を測る

測定

今朝方4時頃まで制作。12時すぎから頭が冴え始めたのだ。といっても、昨日は昼過ぎに仮眠をしたのだけれど。ゴミを出さなければならないので朝はとりあえず7時に起床。 ご飯を食べてもう眠くなったが、また銅版画に向かう。が、やはり眠くて仮眠。起きたら恐ろしいことに3時過ぎていた。何にもならぬ。

1版目を刷ってしばらく乾かし、2版目を刷って失敗すると、もう本当にがっかりする。そんなときに猫を測ってみたりする。胴回り45cmと言ったら、子供並だと友人に言われた。

版画は昨日今日で2枚完成。ニカワの案配が悪くて、何度も失敗をし佐野さんにメールで教えを乞うた。彼女は木版画家なので詳しい。大学時代も版画を専攻している。なんと学生時代には授業でバレンも作っていて私も面白がって作り方を教えてもらった。バレンの中には編んだヒモが入っている。編むというよりも、よるというかんじ。これがたいそう面倒で、私はそこで挫折した。私の部屋の本棚の横に、途中までよってあるヒモがくくり付けてあり、佐野さんが私の家に来ると横目でそれを見ているのが気になったものだ。彼女は内心(全然進んでいないな。こりゃ。)と、思っていたに違いない。