窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

季刊銀花2010年春161号

[本]季刊「銀花」
昨年から今年の春にかけて、長く続いてきた雑誌が休刊というニュースが続いていますが、前号、創刊40周年を迎えた老舗の雑誌「銀花」もそのひとつ。本当に残念。
私の家にはバックナンバーが何冊かありますが、特集に興味惹かれて買ったそれらは、何年経ってもまた楽しく読み返すことができるし新しい発見もあったりします。谷中安規まどみちおさんの特集号とか・・・。
さて、その休刊前の最後の「銀花」(161号)に、これも5月で終ってしまう淡路町画廊とお茶の水画廊の記事が少し載るそうです。そしてその同じ号に掲載される詩人の高橋順子さんのエッセイに、私は銅版画でカットを描いています。最後の「銀花」そしてお茶の水画廊の記事と同じ号に。というのは個人的にも感慨深いです。

その時の高橋さんの文章に心惹かれて、その後エッセイやそして詩集を読んでいます。しばらくは耽溺。