窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

この夏もラジオの「こども科学電話相談」を聴いていたけれど、高校野球が終わってからの週はさほど聴いていなかった。
「学校の宿題は、もう終わったかな?」「自由研究はもう決まってるのかな?」なんてアナウンサーが言うのを聴くと何故だか私は焦ってしまうのだ。

「あまり日和」の銅版画の挿絵は毎週うんうん唸りながら捻り出してきた。というのがピッタリ。
いつも、あー、もっと時間があればー。と、思うのだけれど、時間をかけたからと言って良いのができるわけでもなく。等という気持ちがどこかにあったり、そして時間があってもウダウダとしていて、結局時間がなくなってしまったりして。夏休みが終わるのに、宿題をいつまでもやらない小学生みたいな感じだ。残す所後10数回。過ぎて見ればあっという間で少し寂しい。