窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

私のアイドルその2

2番目のアイドルのことを書こうと思っていたら、亡くなってしまった。清志郎
10代の終わりから20代にかけて、古井戸からRCにはまっていた。
毎日がお祭りみたいだったあの頃。予備校や芸大の仲間達と一緒に大騒ぎをして、派手な服を着てライブに行ったり、
今思うとすごく短い期間だったけれど、一番不安だったのに楽しかった恐れを知らない時代。

あの頃の仲間にはもう殆ど会わないけれど、訃報を知って、きっと皆それぞれが思い出しているんだろうな。と思う。
多分、私と同世代の人でRCを聴いてた人達、もうあまりライブなどに行かなくなってしまった人達も、清志郎の声と一緒にあの頃を思い出したりしているんだろうな。そして、人生はなんて短いんだろう。って。



中学の頃だったかに買った
新譜ジャーナル・古井戸特集号。




泉谷との対談や譜面が載っている。私はギターで一生懸命練習したものだった。鉛筆で丸がついているのは、マスターした曲だったかも知れない。
当時、古井戸はよくラジオに出ていて、私は自分のラジオを持っていなかったので、
古井戸が出る時間になると父の仕事場の入り口に置いてあったステレオに耳をくっつけて聴いていたものだった。


この雑誌でRCを知ったのだけれど、当時の清志郎は女の子みたいだった。
記事を改めて読むと、清志郎は本当にチャボが好きだったんだな。ってわかる。