窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

今日は午後から久しぶりになんの予定もない1日で、このところの信じられないほどの睡眠不足を解消しようと昼寝をしたら爆睡してしまった。猫も足下でアルマジロのように丸くなっている。
大相撲が始まる時刻にようやく起き出すも、まだ眠いけれど、体はやや快調に近くなった。


頭が疲れていたので、この数日だーっと読める本をチョイスしてだーっと読んだ。
ビタミンF (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)流星の絆猛スピードで母は (文春文庫)


全部今ごろ読んで文句言うな!って言われそうな。でも、読んだことが無かったしテレビも見ない私はドラマ化されたのも見ていなくて。
流星の絆」と「夜のピクニック」は面白かった。「ビタミンF」は、うーむ。なんだか友達の家をのぞき見している感じ。
リアルですよ、このまま友達のアシカ家や、ムカデ家に置き換えてもいいような。嫌なような。
まあ、彼らはもっと冴えたお父さんをやっていると思うけれども。
こういうのって同世代のお父さん達が読んで、同感したりしちゃうのかなあ。と。
解説を堀江敏幸が書いているから選んでみたのだけれど、なんだかなあ。感。
文学賞って・・やっぱり文学賞メッタ斬り! (ちくま文庫)なのか。

しかしめげずにもう一冊。

きよしこ (新潮文庫)

きよしこ (新潮文庫)

いや、これは良かったです。って、今更何だ?っていうか。

でも、その他の本、だーっと読んだ自分がいけないのか、テレビも見ないで言うのもなんですが、なんだかテレビっぽいな。というのが感想。
やっぱり文学って言うのはさー。なんてよくわからないけど、今度正宗白鳥等を読みふけっている友人のにエヌエに訊いてみよう。