窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

日が暮れて、縁側からはみ出しそうになりながら寝ていたタロウが低くうなり始めたので、にらんでいる先を覗くと、ボブがしゃがんでいた。
「ハーイ、ボブ。」なんて私が言ったところでボブにわかるはずもなく、タロウもうなり続けている。2匹の間には水路が流れているので、たいていはそのまま。ボブは一度負けているのでやや逃げ腰だ。

編書房の本の表紙絵とカットがほぼできたところで送った。気がついたら30枚以上も描いた。このまま置いておくともっと描いてしまいそうなので、とりあえずのところで送ったのだった。内容は短い民話などを集めた読み聞かせをしている人達のための本で、出るのは来年初め位だとおもわれる。
今回はどうしようかなあ。と思ったのだが、基本スクラッチでちょっと木版風だけれど量が多いので手描き。