窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

アーティスト症候群 など

先日古書店で薦められて読んでみたのが、女子の古本屋だったけれど、私から見るとある意味ファンタジーみたいな、この緩さはなんだろう。って思っていた。それは別に古本屋に限ったことではなくて、クウネル系やリニューアルしたみずゑとか雑貨系女子みたいな出版物についても同様に。

まだ途中までだけれどかなりツボだったのが

アーティスト症候群―アートと職人、クリエイターと芸能人

アーティスト症候群―アートと職人、クリエイターと芸能人

テレビを見る機会が殆どない私としては、誰でもピカソと言う番組や芸能人アーティスト達をよく知らないままだったので、色んな芸能人(カールスモーキーや鶴太郎や色々)がいつのまにかアーティストと言われていたりしたのに驚いたり、だいたい、ラジオの音楽番組で「今日のゲストのアーティストはゆずさんです。」なんて言われると、ゆずって絵を描いているんだ。と思ったりしていたわけなので、この本はかなりツボに入ってしまった。
著者は私と同年代なので、過ごしてきた80年代の色々が共通するからかも知れないけれど。それで上記の女子の古本屋のことが、けっこう繋がってしまって目からウロコ。世の中ってなるほどなあ。みたいな。