窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

湿気

ようやくこの2ヶ月間かかっていた編書房の仕事をアップ。昨日原稿を渡したのだけれど、夜になって突然の変更(なんとタイトルが)で、表紙を一晩で描き変えて宅配で送った。
本は子供むけの古代詩の本。今回はモノクロ印刷なので手描きと木版画を駆使して20数点。出版はいつだったか、また近くなったら告知しますのでよろしくお願いいたします。


午後から2ヶ月ぶりに正真正銘のぼんやりできる半日を過ごす。ひたすら眠い。
縁側の猫どもも、家の猫も、草も木もみ〜んなダルダルとしているように思える。アーニャなんて持ち上げると水風船みたいにブニャブニャして頼りない。しかし、きちんと4匹の仔猫を育て上げているので偉いものだ。
このところ雨は降らないけれど、やはり梅雨だからか、それぞれのものが湿気を持って重くなっている感じ。


先日、久しぶりにカヨちゃんから電話があった。ずんだれ家の裏は沼らしく湿気が凄いとのこと。私の家も湿気ているかもと思ったけれど、その比ではないらしい。窓を開けて風通しをよくしてみたら。と言ったのだけれど、窓を開けると湿気が入ってくると言う。霧の中に暮らしているようでイメージとしては良いような気がするが、実際住んだらそんなことはないだろう。なんだか全身が緑色になってしまいそうな気がする。