窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

梅雨

雨。なんとなく梅雨を感じさせるような種類の雨だ。それもまた懐かしい気持ちがする。くんくんと鼻をひくつかせると、フィトンチッドの香りがする。
庭の木はうっそうとしている。冬の間に切ったのだけれど、それでもだいぶ伸びている。本当ならまったく剪定せずに、伸びっぱなしで雑木林の中に住んでいるという形がよいのだけれど、近所の手前そうもいかない。次に庭付きの家に住むときには、完ぺきに日本庭園にするか、雑木林状態にするか・・・などと、縁側に座りながら考える。
遠くの屋根で猫の四郎さんが寝ているのがみえる。四郎さんと名付けてしまったけれど、雌らしい。