窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

スワローズ

高津もいないしなあ。せめてテレビで放映するとき・・つまりは巨人戦には勝ってほしいものだ。テレビのベンチ解説に大久保というのが気に入らん。そう、私は巨人が嫌いなのだ。ああ、スワローズ全盛期の時は、私は「かっとばせー!イ・ケ・ヤ・マ!!」と、100号の油絵を踊りながら描いていたものだった。新宿の事務所で働いているときには、ラジオを聴いて「よーし、よし」と、喜びながらカラートーンを切っていた。共に残業をしていたデザイン部のハセミン達は、野球なんぞに興味もなかったのに、スワローズが勝つと「よかったねえ。」と、喜んでくれていた。誠に良い時代であった。
今夜も大負けし始めたので、即座にテレビを消した。
夜、再びテレビをつけたらオノヨーコが出ていた。インタビューアの古舘のこと、嫌いなんだろうなあ。ふむ。そして、プロ野球のニュースが始まったのですぐに消した。そう、あの頃はスワローズが勝つと、全てのチャンネルのスポーツニュースをチェックしたものだった。今は昔。私のオヤジ時代。