窯猫通信覚書

絵描き・銅版画で本の挿画等描いている市川曜子の銅版画日記です。

今さらながらだけれど、「マークスの山」を読んだ。高村薫は、読もうと思っていた作家の1人ではあったのだけれど、読んだら絶対にはまりそうだと思っていたので、避けていたのだった。で、やはりツボに入ってしまった。

引き続き、図書館で借りてきた「趣味は読書」(齋藤美奈子著)を遅ればせながら読んだ。しばらく本を読んでいなかった私は、遅ればせながら・・という本が多い。これは、ベストセラーを齋藤さんが代読(といってよろしいのでしょうか)している本で、40数冊掲載されている書名は、私は耳にしたことはあれども、読んでいない本が殆どだった。そうですね。ハリポタと海辺のカフカ以外は私は読んでいないです。あ、そうだ「、大河の一滴」も読んだっけ。これは、10歳上のオジサン友達が、「感動した。ヨーコも絶対に読むべし」としつこく言うので、どれどれと思って読んだのだ。結果、感動しない自分を発見して多少の自己嫌悪に陥ってしまったという感慨深い本です。
「趣味は読書」で取り上げられている本は、コチラが読まなくても齋藤美奈子さんが読んで的確な(多分)批評をしてくれているので、多分これからも読むことは無かろうと思ったりする。まあ、とにかく齋藤さんの本は面白いです。

趣味は読書。

趣味は読書。