エイプリルフールだった
エイプリルフールに嘘をついた人達は多かったのかな。世の中はもうあまりに嘘だらけだから、今更4月1日に嘘を言うなんて、と言った感じ。虚構新聞ももう笑えない。
[日々
所謂花見はあまりしない。人だらけだから。
以前住んでいた家は畑の真ん中で、周囲は桜よりも梅が多かったが、駅の反対側は病院街で、どの病院にも必ず桜が植えられていた。
昔、結核療養所だった病院の裏庭には、桜の園と呼ばれる桜の林があり、花見の季節にはスリッパを履いてカーディガンを肩にかけた患者さんたちが、空を見上げていた。昔、入所者たちが植えた桜は、間隔が狭いからかそういう種類だったのか、枝は横に広がらずに上へと伸び、桜の花は高い空で揺れていたから。
病院に挟まれた通りの正面に、桜の花が空に浮かぶように見えるのは全生園だった。都内よりも少し遅く、何となくひんやりとした空気が流れる街だったけれど、今日はもう満開かもしれない。
久米川、そして全生園が舞台だった「あん」(河瀬直美監督)を数日前に観た。映画の中でも桜が咲いていた。
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25年くらい使っていた日立のオーブンレンジです。
所沢の今は無きキムラカメラ(だったか)の展示品を買いました。確か4万円以上したと思う。私としてはかなり奮発した気がしますが、まあこれもバブルだったからでしょうか。
アップルパイやピザ、クッキー、パウンドケーキ。ここ数年は友人達のオープニングパーティやらなにやらで、キャロットケーキとビスコッティ、ライ麦パンをいったいいくつ作ったことでしょう。
しかし数年前から焼きムラが加速し、つきっきりで焼いてる途中で向きを変えること数回。温度計を買って調節すれば大丈夫かと使っていたけれど、高いなりにも低いなりにも一定にならず、思い切って買い替えることにしました。
パン作りプロの友人のお薦めで購入したというパン作りセミプロの友人のお薦めにより、半額近くになっていた型落ちのオーブンレンジを購入したものの、こちらはパンの発酵用に、電子レンジとして。と捨てずに使っていたけれど、電子レンジ機能も怪しくなってきたので、ついに廃棄しました。25年も頑張った。オーブンレンジも私も。
ホームページを引っ越し、リニューアルをしています。
以前の作品写真を整理していて、お茶の水画廊、淡路町画廊が無くなって8年くらい経つのかとボンヤリ思う。淡路町画廊の建物の一部は移築され、今も御茶ノ水ソラシティにあり、懐かしい階段の擬宝珠にも触れることはできるけれど、我愛する擬宝珠は居心地が悪そうに新しい施設で形をとどめているに過ぎない。
大正時代に建てられた煉瓦造りの3階建ての蔵は、建築的に重要な部分は残されているのかもしれないが、時間と記憶は失われてしまった。再開発の元では感傷的な想いでしかないかもしれないが、さまざまな場所において失われた記憶と時間に、私は想いを馳せる。
市川曜子|Yoko Ichikawa Official Website|銅版画|絵画|挿絵▶新しい市川曜子作品サイト
- 作者: 多木浩二
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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市川曜子作品サイトを引っ越しをしてリニューアル中です。
新しいアドレスは[https://www.yokoichikawa.comです。
よろしくお願いします。
旧アドレスでは窯猫通信として運営計画中です。