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市川曜子展
〜Yoko Ichikawa Exhibition OFFICE IIDA〜
2017年10月10日(火)〜 10月21日(土)日曜閉廊
13:00-18:30/last day 17:00
会場:オフィスイイダ 中央区銀座1-9-8 奥野ビル4階408号室
上段右がNHK俳句の挿画、古今亭志ん輔師匠の号。いろんなことが繋がっている。というお話。(展示している作品の掲載号は画廊で見られるようになっていますので、よろしければ絵と併せてご覧ください。)
中央のタブローはバク。少し前までカバー写真に使っていた多摩動物公園のバクに寄せて。
左は昔出た絵本「焼かれた魚」の中の挿絵です。半身食べられた秋刀魚です。
下段の猫3点は紙版画。自前の手漉きの紙に刷りました。パネルにアクリル板装。
今日観てきた展覧会
太田三郎展「POST WAR 72世紀の遺書」 コバヤシ画廊
第二次世界大戦で戦争犯罪人として裁かれて、死刑になった人達の遺書を展示した作品。20点のうちの半分以上が20代から30代の人達だった。理不尽な死を嘆く人、天皇陛下万歳と記す人。皆妻や子どもたちのことを案じている。最初はかしこまった文体だけれど、だんだんと口語体になっていく人もいる。ひとつひとつが悲しく辛い。
奥の部屋には西東三鬼の句の切手の作品が展示されていた。
つい先日、子供の頃に好きだったテレビドラマ「冬の桃」のDVDをレンタルして見たばかりだったから、この時代の空気が漂うようなひんやりした画廊を出ても、鉛を飲みこんだようだった。
太田三郎展「POST WAR 72世紀の遺書」
2017年8月7日(月)―8月19日(土)
11:30−19:00(祝日開廊、休日休廊、14日・15日・16日休廊)
コバヤシ画廊
画廊が暗かったのと、老眼鏡が合わなくて小さい文字が読みづらいのが少し困った。虫眼鏡必須か。
ミソハギのこと
ミソハギが今年も咲いている。これは鴨がいる池がある、いつもの私の家の近くの公園。ここはビオトープとして、15,6年前に整備された場所なのだけれど、私は13年くらい前の夏に今の家に越してきて、殆ど毎日通る公園でこの花の名前を知った。
2012年夏、FBに紹介された福島ビエンナーレでの、母袋さんの野外展示作品[絵画のための垂直箱窓ーFUKUSHIMA 1-4]の設営された場所と、垂直箱窓から望んだミソハギの写真を見た時に、私の日常の風景が非日常の風景に変わったと感じた。
しかし日常は続き、毎夏どこででもミソハギは咲くのだけれど、見えない所で少しずつ世界がずれてきているような気がする。特別な場所ではなく、どこもここもが。
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母袋さんの野外展示作品[絵画のための垂直箱窓FUKUSHIMA 1-4]は下記リンク
http://bit.ly/2vdxTEF